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分からないと言う人が考えているかを判断する方法と対策

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仕事の中で分からないことがあるのはしょうがないことです。

しかし、分からないなら分からないなりに考える必要があります。

 

といっても、人によっては考えた上で分からないのか、そもそも考えてないのに分からないと言っているのか判別しづらい場合があります。

 

そこで今回は、

  • どうすれば考えているかが分かるのか?
  • それが分かった上でどう対応すればよいか?

についてご紹介していきます。

 

Problem

◆「分からない」という人は考えている?

Solution

◆「何が分からないの?」と聞いてみる

 👉考えているのかを把握できる

 👉適切な対応を選択できる

 

 

 

 

分からないと言う人が考えているかを判断する方法

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分からないと言う人が考えているかどうかは、「なにが分からないのか?」と聞いてみるだけで簡単に分かります

 

考えた上で分からないと言う人の場合、

  • 何が分からないのか?
  • なぜ分からないのか?

を説明することができます。

 

考えている人の場合、物事を理解しようとする中で順序立てて話を整理しているので、その過程でどこが分からないのかを認識しています。

そのため、具体的に何が分からないのか、なぜ分からないのかを理解していることがほとんどです。

なので、具体的にわからない内容や理由をはっきり答えてくれます。

 

一方で、何も考えずに分からないと言う人は、何が分からないのかを理解していません。

なので、「なにが分からないのか?」と聞いてみると、

  • 黙り込む
  • 何もかも分からないと言う
  • 言い訳じみた説明をしだす
  • 話をそらしだす

などといったリアクションをとります。

 

このように、考えている人と考えていない人とではリアクションが大きく異なります。

そのため、「なにが分からないのか?」と聞いてみるだけで考えているのかどうか簡単に判別することができるのです。

 

分からないという人への対応・対策

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考えた上で分からないと言う人の場合

考えた上でわからないという人の場合は、わからない内容について教える、もしくはヒントを与えるようにしましょう。

 

使い分けとしては、急ぎかどうかです。

教えてあげないと間に合わないほど急ぎの場合は、そのわからない点について教えてあげましょう。

時間に余裕がある場合は、ヒントを与え、さらに自分で考えるよう促しましょう。

 

この違いは答えを教えてあげるのか、答えを自分で導かせるのかの違いです。

前者の場合は、答えを分からせることはできても、自分で考えていない分、理解が浅くなってしまうので忘れてしまう可能性が高くなります。

後者の場合は、与えられたヒントを元にさらに自分で考え模索するため、考えがより整理され理解度は深まります。だから、後の仕事においてもこの経験を活かしやすくなるのです。

 

後進育成という観点から考えれば、ヒントを与え自分で考えさせるほうが好まれますが、どうしても時間はかかってしまうので状況に応じて使い分けるようにしましょう。

 

ちなみにこれはティーチング(Teaching)かコーチング(Coating)かの違いです。

この違いとそれぞれのメリットについての詳細はさまざまな本で紹介されています。

気になる方はコチラからご覧になってみてください(Amazon.co.jp: コーチング)。

下記は一例です。 

 

 

そもそも考えていない人の場合

そもそも考えていない人の場合は、まずは内容を理解するように促しましょう。

理解させる際のポイントとして、5W1Hを意識させると良いです。

5W1Hとは、

  • Why(なぜ)
  • When(いつ)
  • Where(どこで)
  • Who(誰が)
  • What(何を)
  • How(どうする)

のことです。理解するべき内容をまずはこれに当てはめさせてみましょう。そうすれば何がわかってないのかを把握しやすくなります。

 

また、How(どうする)については、内容を具体的にさせるようにしましょう。

そして、その内容に対し「なぜそうするのか」を考えさせることで、理解は更に深まります。

 

僕は実際に考えの浅い部下に対して、これを実践させたことがあります。

結果として、その部下は自分で考えを整理できるようになり、何事においても考える習慣が身につきました。

 

この部下はもともと勉強はできるタイプだったので、およそ1ヶ月程度で習慣付けることができました。しかし、人によっては考えることが苦手な人もいるので3ヶ月程度はかかるものと思っておいてください。

何事もすぐには結果が出ませんので、結果が出るまでは学習期間として割り切ってしまいましょう。

 

また、考えることができるようになっても、考えが浅くなってしまう場合が起こりえます。そういう場合には下記の記事の内容を参考に対応をしてみてください。

必ず役に立つはずです。ぜひご覧になってください。

www.maruno1.com

 

まとめ

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「分からない」という言葉の背景にある相手の思考を把握しなければ、適切な対応はできません

必ず相手の考えを聞いた上で対応するように努めていきましょう。

 

また、相手の思考を把握せずに決めつけで対応をしてしまうと、相手の不満や反感を買いかねません。そうなってしまうと以降の仕事にも影響が出てしまいます。

絶対に決めつけで発言しないように気をつけましょう。

特に昨今は様々なハラスメントに対しても非常に厳しいので、そういった点を考慮しても発言には気をつけるべきです。

 

適切な対応を取ることで取り巻く環境は徐々に良くなっていきます。少しづつかもしれませんが、行動を続けることに意味がありますので、長い目で考え行動していきましょう。