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仕事の時間を減らしつつより良い結果を出すための思考法【エッセンシャル思考】

 

■次のような悩みをお持ちですか?
  • 少ない労力でより良い結果を出したい
  • いろいろなことに手をだしてしまい思ったような結果につながらない
  • 「ノー」と言えない
  • 優先順位を決めるのが苦手
  • 本当に必要なものが何かを考える能力がほしい

 

以上のような悩みをお持ちの方にこの本をご紹介させていただきます。

エッセンシャル思考 最少の時間で成果を最大にする】です。

 

この本は、本当にやるべきことを正確に選び、それをスムーズにやり遂げるためにはどのように考えるべきか?(エッセンシャル思考)を教えてくれる内容となっています。

本書は、著者でありシリコンバレーのコンサルティング会社のCEOであるグレッグ・マキューン(Greg McKeown)氏の経験や某企業の経営方針などにおいて、実際にエッセンシャル思考を用いた成功例なども紹介されており、非常に説得力のあるものとなっています。

そのほか、随所でエッセンシャル思考と非エッセンシャル思考の対比が表にまとめられて紹介されており、理解しやすい構成になっています。

 

また、類似本として下のような本も出版されています。

👈こちらは無料試し読み版(Kindle)

 

それでは、【エッセンシャル思考 最少の時間で成果を最大にする】について詳しくご紹介させていただきます。

  

 

概要

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内容紹介

この本では、

  • エッセンシャル思考とはどのようなものか
  • 非エッセンシャル思考との違いはなにか
  • 多数の瑣末なことの中から、少数の重要なことを見極める技術
  • 多数の瑣末なことを切り捨てる技術
  • エッセンシャル思考の実現方法
  • エッセンシャル思考を用いたチーム作り

などが紹介されています。

 

随所で非エッセンシャル思考との対比が表にまとめられているため、エッセンシャル思考とはどのような考え方かを常に意識することができる構成になっており、本書の内容を頭の中で整理しやすく理解を深めやすいです。

 

また、具体的にどのような場合にどのように考えればよいかという点についても著者の経験や某企業の実績例、映画中の人物の行動など様々な例を挙げられており、想像しやすく実践に移しやすいようになっています。

 

この本のミソ、つまり特に重要なのはやはり

  • エッセンシャル思考とはどのようなものか
  • 非エッセンシャル思考との違いはなにか

についての内容です。

以後の内容はエッセンシャル思考を実践するうえで必要な技術となるので、上記の2項目を理解しなければ本来の目的と異なった使い方をしかねないからです。

 

そのため、まずは以上の2項目を理解して、その後の項目で実践に移すためには具体的にどうすべきかを理解していければ結果につなげられると思います。

 

ページ数と読了目安時間

ページ数:307ページ

読了目安時間:4~5時間

 

ページ数はビジネス本の標準的な量だと思います。

前述の通り、

  • エッセンシャル思考とはどのようなものか
  • 非エッセンシャル思考との違いはなにか

を理解できなければ、以後の内容は読んでも意味がないのでしっかり頭の中を整理しながら読む必要があります。

そのため、少々読了までに時間はかかるかと思います。

 

また、本書はエッセンシャル思考について様々な例が挙げられているため、想像しやすいのが良い点です。

しかし、様々な例が挙げられる分、人によっては何についての話だったか分からなくなってしまうこともあると思います。

そのため、読了時間はあくまで目安であり実際はもう少し時間がかかってしまうかもしれませんのでご注意ください。

 

著者/訳者プロフィール 

【著者紹介】

グレッグ・マキューン
シリコンバレーのコンサルティング会社THIS Inc.のCEO。
エッセンシャル思考の生き方とリーダーシップを広めるべく世界中で講演、執筆をおこない、アップル、グーグル、フェイスブック、ツイッター、リンクトイン、セールスフォース・ドットコム、シマンテックなどの有名企業にアドバイスを与えている。
ハーバード・ビジネス・レビューおよびリンクトイン・インフルエンサーの人気ブロガー。
スタンフォード大学でDesigning Life, Essentiallyクラスを開講。
本書および共著書『Multipliers: How the Best Leaders Make Everyone Smarter』は、ともに米国でベストセラー入りしている。
2012年には世界経済フォーラムにより「ヤング・グローバル・リーダーズ」に選出された。

【訳者紹介】
高橋 璃子
翻訳家。京都大学卒業。訳書に『エッセンシャル思考』『ヒラリー・クリントンの言葉』『「正義」は決められるのか?』『スタンフォード大学で一番人気の経済学入門』(いずれも、かんき出版)、『GDP ──〈小さくて大きな数字〉の歴史』(みすず書房)、『ウォール街の物理学者』(早川書房)、共訳書に『オリバー・ストーンが語る もうひとつのアメリカ史 1』(早川書房)などがある。

引用元:エッセンシャル思考 最少の時間で成果を最大にする

 

この本のポイント

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この本のポイントとなるのは

  • 「より少なく、しかしより良く」
  • 「何かを選ぶということは、何かを捨てること」

という点にあります。

 

始めに述べたようにエッセンシャル思考とは、本当にやるべきことを正確に選び、それをスムーズにやり遂げるためにはどのように考えるべきかという思考法です。

 

決して、より多くのことをやり遂げるための思考法ではありません

 

たくさんの瑣末なものごとのなかから、少数の本質的なことだけを選びとる。不要なものはすべて捨て、歩みを妨げるものもすべて取り除いていく。

引用元:エッセンシャル思考 最少の時間で成果を最大にする 作中より

という考えです。

 

たくさん選択肢の中から本当に必要なものは何かを考え、それを選び実行していくには、選ばれなかった多くの選択肢を捨てることにもなります。

 

すべてを得ることはできません。

 

運動選手がけがを治すことに努めながら、成長するため練習に打ち込むことはできないように、何かを満足するには、何かを犠牲にする必要があります

 

自分にとって重要なもの、本当に大事にしたいものを理解し、それを選択していけば満足する結果が得られるはずです。

それは生き方にしても仕事にしても同じです。

 

では、どのようにしてそれを選択していけばよいのか?

実際に様々な選択をしてきた人たちはどういう成功をおさめてきたのか?

はたまたどういう失敗をしてきたのか?

 

 

具体的な方法や詳しい内容を知りたい方はぜひエッセンシャル思考 最少の時間で成果を最大にする を読んでみてください。

👈書籍版はこちら   👈kindle版はこちら

 

書評感想

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この本はタイトルの通り、最小の時間で成果を最大にするためのエッセンシャル思考についてまとめられているだけでなく、その思考を実践していくうえで必要なスキル(選択時の考え方や上手な断り方など)や実践例も紹介されています。

そのため、実践した場合をイメージしやすく、実際に行動に移しやすいように感じました。

 

作中においては本当に多くの実例が挙げられており、その方々の成功や失敗の原因についてエッセンシャル思考を交えて言及されていました。

これにより、なぜエッセンシャル思考を用いることで最小の時間で成果を最大にできるのかについて理解することにつながったと思います。

 

実際、仕事中において今本当にすべきことは何なのかを考えることで業務上の無駄を減らし、結果として必要なアウトプットをだした上で残業時間も減らすことができるようになってきました。

 

この本を通して、まだまだなくせる無駄があり、より良い結果を出せることを実感することができました。

 

改めて、エッセンシャル思考 最少の時間で成果を最大にする は次のようなお悩みをお持ちの方にお勧めいたします。

■次のような悩みをお持ちの方にオススメします
  • 少ない労力でより良い結果を出したい
  • いろいろなことに手をだしてしまい思ったような結果につながらない
  • 「ノー」と言えない
  • 優先順位を決めるのが苦手
  • 本当に必要なものが何かを考える能力がほしい

ぜひ一度この本を読んでみてください。